ラバー写真を撮っています。

Sunday, May 23, 2010

カテ挿入まとめ

カテ挿入手順をまとめてみます。
あくまで個人メモであって、推奨しているのでも何でもありません。
もしされる方は他の情報も総合的に見た上で、Your Own Risk でお願いします。


成人男性を想定。
(女性はペニスがない分膀胱までの距離が近い)

【用意するもの】

・ANGELオールシリコンバルーンカテーテル(透明) 2WAY 16FR
ここ
 16FRは平均的な太さ。細いと内部で詰まりやすく、太いと尿道に負担が大きい。
 シリコンはラテックスよりコシがある。

・プラスチックシリンジ 5ml
ここ

・IMG排液チューブ(ディスポーザブル)内径5mm:1本入<細>
ここ

・ワンタッチチューブコック(中)
ここ

・K-Y ルブリケーティングゼリー:100g入
ここ
 減菌されている水溶性の医療用ゼリー。

・陶器の器



【準備】

・カテーテルの外装に傷などがなく、使用期限内か確認する(直前まで開封しない)。
・バルーンの容量を確認する(外装に表示)。以下5mlとする。
・手の爪は予め切っておく。
・性器まわりの毛は予め剃る。
・浴室を洗う。
・やかんで水道水を5分以上沸騰させ、清潔な陶器に少し注いでおく。
 (バルーン用の水。ほんとは滅菌蒸留水だけど、その代わり)
 (ミネラルウォーターは詰まる恐れがあるため、使用しない)
・浴室の窓を閉める。風でホコリがまったりしないようにする。
・性器周囲をよく洗う。
・少し尿を出して尿道を湿らしておく。
・手をよく消毒する。

【挿入】

・お湯が人肌まで冷めたら気泡が入らないようにシリンジに5ml取り、カテーテルの袋を少し開けてバルーン収縮用バルブからゆっくり注水し、バルーンの収縮をテストする。問題なければ水を抜く(シリンジを引っ張らずに自然圧で戻す)。カテーテルはまだ引き出さない。
・クランプをカテーテルの排尿用ファネル部分に挟むが完全には止めない。クランプはシャフト部に挟んではだめ。
・カテの先端にKYゼリーを塗布する。
・カテを慎重に挿入していく。手を離すと抜けてしまうのでしっかり持つ。
・カテから尿が流れだしたら膀胱入口に届いたので、クランプを一旦閉じ、さらに3cmほど挿入する。シャフトが10cmほど余るが、正常。
・バルーン用バルブからゆっくり注水する。このとき痛みを感じたらバルーンが尿道で膨らんでいるのですぐやめ水を戻し、もう少し奥に挿入する。
・水が入りきっても痛くなく、カテを持ってる手をゆっくり放しても途中で止まって抜けなければ留置完了。
・延長チューブを接続し、延長チューブの途中をクランプで止める。

【留置中】

・足などに引っかかって突然引っ張られないように注意する。
・カテを無理にひねったり引っ張ったりしない。射精しない。
・水や緑茶をこまめに飲む。こまめに排尿する。アルコールはNG。
・極力チューブ内に気泡を入れない。膀胱からクランプまでは常に尿で満たしておく。
・もし排尿できなくなったり血尿が現れたら直ちに中止する。

【抜去】

・浴室に移動。
・バルーン内の水をシリンジに戻し(5ml戻ったのを確認する)、ゆっくり慎重に抜き取る。予め尿を少し漏らす(つまりカテーテル経由ではなく括約筋を緩めて漏らす)と尿道が湿ってよい。
・抜き取り後もなるべく水をこまめに飲み、排尿することで細菌を体外へ出す。

【その他】

・カテーテル、シリンジ、延長チューブは廃棄し、再利用しない。
・閉鎖式尿バッグ使用ならともかく、解放状態では尿路感染率が高いので、1日程度でやめる。条件が良くても1週間以上留置しない。
・発熱、出血など異常を感じたら中止し、泌尿器科を受診。
・抜き取り後の排尿は少し痛むが、痛みが何日も続く場合は泌尿器科受診。

2 comments:

  1. 詳しくの説明 ありがとうございます。

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  2. まあ、個人メモですけどね。^^

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